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ジェイムス・ブラント

ジェイムス・ブラント

このシンガー・ソングライターは特別だ。

デビュー・アルバム『Back To Bedlam』のラストを飾る“No Bravery”を聴いてみればわかる。1999年、ジェイムスがイギリス軍の偵察将校だった頃に、コソボの兵舎で書いたナンバーだ。

だが、今後、多くのレコード・コレクターたちに愛されるであろうこの新人アーティストにとって、コソボでの体験は、ほんの一面に過ぎない。はっきり言ってジェイムスは掘り出し物だ。世の汚れを知らないかのような気のいい男であると同時に、何年ものキャリアがありそうな若きライターであり、天使の歌声を持っていながら地獄を見てきたシンガーだ。同じマネージャーを持つエルトン・ジョンは、ジェイムスの“You're Beautiful”がジョン作“Your Song”を受け継ぐ秀作だと評している。これはまた言い得て妙だ。というのも、『Back To Bedlam』には、ジョンの初期ベストを彷彿させる部分がかなりある。一方で、アルバムをプロデュースしたトム・ロスロックは、やはり自らが手掛けたベックやエリオット・スミスに対するイギリスの答えこそがジェイムスなのではないかと見ている。ロスロックが初めてジェイムス・ブラントの名を耳にしたのは、たまたま手に入れた昨年の音楽見本市サウス・バイ・サウスウェストのライヴ音源を通じてだった。即座に惚れ込んで『Back To Bedlam』の仕事を引き受けたらしい。

2003年9月、カリフォルニアでスタジオ入りし、ジェイムス・ブラントは不朽のデビュー・アルバム『Back To Bedlam』を世に送り出した。

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