アーティスト情報
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13年ぶりにオリジナル・メンバーが復帰し、新たに活動を開始したラウドネス。81年の結成から数えて2001年は20周年となるが、2001年3月リリースの『スピリチュアル・カヌー～輪廻転生～』発表に伴う全国ツアーではソールド・アウトが連発した。その動向には欧米のリスナーも注目しており、2002年夏にはヨーロッパの巨大ヘヴィ・メタル・フェスティバルへも招聘されている。世界に通用する日本のロック・バンドとして、その名は今も揺るがない。約8ヵ月ぶりの第2弾作品となる本作は、彼らの歴史上、最もブルータルな音像を感じさせる一枚に仕上がった。前作には初期4枚のテイストを意識して盛り込んだ側面があったものの、今回は21世紀のラウドネスを誇らしく素直に表現したといっていいだろう。歌詞も英語である。ミュージシャンの進化を受け入れられないノスタルジー組が期待する音ではないかもしれないが、このラウドなサウンドの中に息づく比類なき個性は敬意を表されるべきものだ。（CDジャーナル）