TLC
シンガーのT-ボズ、チリ、そしてラッパーのレフト・アイの3人で結成されたTLCは、92年のデビュー以来、現在までに4つのグラミー賞を受賞、全米シングルチャート1位を4曲で獲得、全世界のアルバム総売上6,500万枚以上というガールズR&Bグループとして史上最高の売上記録を保持するスーパーグループ。92年ラフェイス・レコードと契約、シングル「エイント・2・プラウド・2・ベッグ」でデビュー。続く2ndシングル「ベイビー・ベイビー・ベイビー」が全米シングルチャート2位のヒットとなり一躍注目を浴びる。同年リリースのデビュー・アルバム『Oooooohhh...On The TLC Tip』は全米で500万枚のヒットを記録し成功を収める。95年の2ndアルバム『クレイジーセクシークール』からは、1stシングル「クリープ」(全米1位)、2ndシングル「レッド・ライト・スペシャル」(全米2位)、3rdシングル「ウォーターフォールズ」(全米1位)と大ヒットを連発。アルバムは全米チャート7週連続1位、米国だけでダイアモンドセールス(1,000万枚以上)に輝き、全世界で2,300万枚という空前のセールスを記録、96年の第38回グラミー賞で最優秀R&Bアルバム、最優秀R&Bパフォーマンス(デュオorグループ)の2部門を受賞。99年には、3rdアルバム『ファンメール』をリリース。「ノー・スクラブス」(全米1位)、「アンプリティ」(全米1位)という2曲の全米NO.1ヒットを放ち、全世界で1,000万枚以上、日本でも100万枚を超えるセールスを記録。翌年第42回グラミー賞では再び最優秀R&Bアルバム、最優秀R&Bパフォーマンス(デュオorグループ)の2部門を受賞。99年夏には「爽健美茶ナチュラル・ブリーズ・コンサート」で来日、宇多田ヒカル、モニカの3アーティストでジョイント・コンサートを行った。順風満帆な活躍を続け、新作の制作も始まっていた02年4月メンバーのレフト・アイが中米ホンジュラス滞在中に不慮の交通事故により他界してしまうという突然の悲劇がグループを襲う。だが、残されたメンバー2人で完成させた4thアルバム『3D』を同年にリリースし、TLCとして活動を続行。09年には「SPRINGROOVE」で来日、10年にはBillboard Liveで公演のため再び来日を果たした。デビュー20周年を迎えた13年、新作アルバム「TLC 20」の他、伝記映画の公開が予定されるなど本格的な活動再開に注目が集まっている。
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