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ジョセフ・カレヤ(T)

ジョセフ・カレヤ(T)

1978年、マルタ島生まれのテノール歌手。少年時代に『歌劇王カルーソー』の映画を見て影響を受けたというから、奇しくも名テノールのホセ・カレーラスと同じだった。ポール・シアークに師事してオペラ歌手の道を目指し、97年、ゴゾのオペラ・ハウスで『マクベス』のマクダフを歌って、本格的なオペラ・デビューを果たす。同年ウィーンのベルヴェデーレ・コンクールで優勝し、一躍脚光を浴びる。2003年以降、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場など主要な歌劇場に出演し、『リゴレット』のマントヴァ公、『夢遊病の女』のエルヴィーノなどを歌い、高く評価された。3大テノールの1人、パヴァロッティの後継者と目され、リリコ・レッジェーロの輝きのある高音を有する新進気鋭のテノール歌手として、将来を嘱望されている。

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