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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
着手から39年、ポリーニによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がついに完結する。今回新しく録音されたのは中期の5曲で、これらは全集と同時に分売もされる。ポリーニも70代半ば、あの技巧もさすがにいくらかは衰えているかも、と聴く前には思ったが、その心配は不要だったようだ。速いパッセージもじつに鮮やかなものだし、和音は相変わらず鋭く力強い。もちろん変化した部分もある。16番や18番のような曲で聴かれる、柔らかな微笑みに似た表情は、かつての彼の演奏にはなかなか見いだせなかったものではないだろうか。老境に入り、いい感じに脂の抜けたポリーニの演奏には、俳味に似た洒脱な味わいが出てきているようだ。26年ぶりの再録音となる「テンペスト」も、息苦しい緊張感を強調するというのではなく、自然でなにげない表情の中にかえって哀傷の深さを感じさせる優れた演奏となっている。これもまた、いまのポリーニにしてはじめて可能となった表現だろう。(CDジャーナル)