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Music Storeでご利用できる商品の詳細です。
端末本体やSDカードなど外部メモリに保存された購入楽曲を他機種へ移動した場合、再生の保証はできません。
1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
9年ぶりアルバムとライヴ音源を主素材に卓上で解体再構築し"ライヴ・リミックス"と銘打った特殊作品の同時リリース。今回も衝撃のデビュー時同様に2作品同時発表を敢行、多面性とあるもの全部さらけ出さずにいられない過剰性をあらためて力尽くで思い知らされているかの気分になる。リリースを待たずしてこの2作に全力を投入してきたデビュー以来の4人編成の終了が告知される一方、峯田和伸によるさまざまなメディアを通じたメッセージ発信や短編映画風のMV公開などが矢継ぎ早に繰り出され、バンドを取り巻く環境は俄然ザワついている。いや、バンド自身が積極的にザワつきを煽り立てている。こういった仕掛けのみからでも受け手側がさまざまな妄想を膨らませたくなる部分こそ、まさしくフォロワーの望む銀杏BOYZの真骨頂にほかなるまい。そのザワザワ感は今回、サウンドにも直截に反映されており、2枚が2枚ともキャッチーな青春パンクのイメージを粉々に打ち砕く爆音ノイズの嵐吹きすさぶ凶暴なタッチに仕上がっているのが圧巻だ。予め"ライヴ・リミックス"を謳った『BEACH』がローファイ爆音アートになっているのはもちろん、公式2ndアルバム扱い『光のなかに立っていてね』のほうもハイパーな打ち込みと耳をつんざく苛烈なノイズが縦横無尽に飛び交う過激な趣向。かと思えばそのさなかに峯田の叙情歌唱を延々じっくり聴かせる場面も用意されていて、思いの高ぶりを徹底的に磨き上げた(=ささくれ立たせた)その労力は鮮明に感じ取れるし、銀杏BOYZと壊れたバイブレイターズ名義で発表した舞台劇伴作品『SEX CITY~セックスしたい~』(2010年)で解放したオルタナ感からの納得いく進化形であるのも間違いない。どんなに割れ歪んだ音のなかでももっとも明快に響いてくるのは悶々とした思いをぶちまける峯田の歌。自ら音楽性をぶち壊してしまうことで、より強靱なメッセージ性を手に入れた感もある。(CDジャーナル)