Shangri La

Name: Shangri La
Brand: Music Store
Price: 1223 JPY
Availability: InStock

ジェイク・バグ

12曲

アルバム

AAC 128/320kbps | 107.1 MB | 40:04

アルバムなら1,921円お得

￥1,223

ハイレゾアルバム

FLAC 96.0kHz 24bit | 856.5 MB | 40:03

アルバムなら3,017円お得

￥3,259

アルバム解説

英国から次から次と現れる期待の新星たち。そんな扱いが邪魔して、無視することが多いのだが、たまに気をかけていないと、こんな逸材を見逃すことになる。ノッティンガム出身、19歳のシンガー・ソングライター、ジェイク・バグ。1枚目の同名アルバムから1年足らずで2ndアルバムがリリースされた。プロデュースはリック・ルービン。今さら、デフ・ジャムを話題に出すことはないけれど、ジョニー・キャッシュの"スワン・ソング"を記録し続けたルービンとの出逢いに期待が高まる。彼が所有するマリブのスタジオで録音。マット・スィートニー(ギター)、ジェイソン・ラダー(ベース)に、ドラムスはアトラクションズのピート・トーマスが参加している。前作でも感じたことだが、ジェイク・バグの甲高い声が誰かに似ていると気になる。で、それを考えながら聴き進んでいくうちに、やはり誰でもない個性を知るのだった。1曲目「ゼアズ・ア・ビースト・アンド・ウィー・オール・フィード・イット」は2013年版「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」といった趣き。すべての歌詞を聞きとれなくとも、クセの強い声が踏みまくる脚韻の快感は十分味わえる。続く「スラムヴィル・サンライズ」もブルース感あふれるビート・ロックだ。続く、「ホワット・ダズント・キル・ユー」は性急なパンク・チューン。前言と矛盾するが、この曲だけでの印象ではジェイク・バグの声がピート・シェリーにも聞こえる。冒頭のワイルドな3曲がアルバムの印象を決定付ける。その後には涼しい顔して風に吹かれる「ミー・アンド・ユー」が待っている。1stを愛でる者を裏切ることもない。ちょうど評者が湯浅学著『ボブ・ディラン--ロックの精霊』を読んでいるせいか、"自分の声で歌う"ジェイソン・バグもまたディランの子、と思える。気まぐれにロックンロール・バンドを乗り物のように乗りこなす、そんな姿もまた然り。（CDジャーナル）