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Music Storeでご利用できる商品の詳細です。
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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
斉藤和義という音楽家は大変なアベレージ・ヒッターである。作品にハズレがない。あらゆる"嘘"に毒づいてみせる荒々しいロックンロールから、聴き手を優しく包容するバラードまで、作風は幅広くメロディ・メイカーとしても一流だ。ぶっきらぼうでいながら繊細な歌声も深い味わいがある。<br>それでは"安定感"の人なのかと言えばそれは違う。よく聴けば分かるが、彼ほど危なっかしい歌い手はいない。甘いメロディの奥に、くすぶる苛立ちや倦怠感を感じさせてしまうのである。斉藤のうたが常に緊張感を孕んでいるのはそのためで、9作目の本作でもその魅力は少しも損なわれていない。ありふれた風景のありふれた幸せを"誰より大切な君との/こんな朝が僕は好き"と歌う(14)に涙できる人が僕は好きだ。ライヴで、曲の終わりに隣の女の子が「ありがとう!」とステージに叫んだことをふと思い出した。"ありがとう"。聴き手をそういう衝動に駆りたてる歌うたいはそうそういない。(CDジャーナル)