02.
フィジカル・シティーズ
9:08
アルバムのみ
05.
ジャイアント
8:44
アルバムのみ
09.
ザ・ワールド・イズ・ザ・セイム
9:08
アルバムのみ
アーティスト情報
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常識を打ち破り、音楽の地平線を拡大し続ける進歩的アコースティック・ピアノ・トリオのメジャー第4弾。自己レーベル発足、名門エマーシーに移籍という新たな旅立ちを契機に、AC/DCなどを世に送り込んだハード・ロックの辣腕プロデューサー、トニー・プラットを起用、ポップの方法論を用いることで世界を拡大した。たとえば、不定形なリズムで、これでもかと無機質なユニゾンを叩きつける②の暴力性、耽美主義的な美意識に裏打ちされた、驚くほどピクチャレスクな⑤や⑨の音景は、これまでの彼らになかった幅を感じさせる。しかし構築性を保ちつつ、立ち位置をロック・スピリットに定めることで、インプロヴィゼーションに新たな役割を担わせるというアプローチは健在。その面白さが鮮明になっているのが、耳慣れた4曲のカヴァーだ。その芸術衝動とエナジーは、創造と破壊が繰り返された60年代、70年代の異様な熱気を今に甦らせる。ジャズが変化自在にロックするという新たな都市伝説を打ち立てる快作。（CDジャーナル）