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Music Storeでご利用できる商品の詳細です。
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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
この2年間で最も頻繁に聴いたアルバムはキリンジのファーストだ。彼らの音楽にひかれた理由を探ると、叙情とアイロニー、模倣と独創など、相反する要素の融合によって生まれる表現の豊潤さに行き着く。この3作目では(5)が好例。二流の悪役レスラーを主人公に据えて、人生における逆襲のカタルシスを描いた歌詞は物悲しい。しかし、メロディは軽やかでどこかユーモラスだ。また、堀込高樹と泰行の兄弟は作風が少なからず異なり、それがキリンジの音楽に奥行きを与えているのだが、本作が前作よりも充実した内容になったのは、泰行が力の入った自作曲を多く収めたことによる。(6)は穏やかな寂寥感が心地よく、(12)は歌詞があるのはAメロだけというシンプルな曲を重厚なアレンジで劇的に聴かせる手腕がすばらしい。もちろん、高樹の刺激に満ちた曲づくりは従来どおり。70年代半ばのクロスオーヴァー全盛期を思わせる16ビートに乗せた(4)のスピード感あふれるメロディには高揚させられる。(CDジャーナル)