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Lazar Berman

Lazar Berman

1930年2月26日、レニングラード生まれのピアニスト。9歳でモスクワ音楽院に入学し、アレクサンドル・ゴールデンワイザーに師事。在学中の1956年にベルリンの国際青少年音楽祭、リスト国際コンクールなどで優勝し、一躍脚光を浴びる。しかし、60年代に入ると演奏活動を中止し、思索の生活を過ごす。70年代から活動再開、その突然の出現に“幻の巨匠”と騒がれた。1976年の米デビューで大成功を収め、名声を不動のものに。自ら“19世紀の人間”と称したように、師ゴールデンワイザー譲りのロマンティックな表現と、超絶的なヴィルティオジティで一世を風靡した。2005年2月6日、フィレンツェの自宅にて没。享年74歳。2013年4月、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』にベルマンが弾くクラシックのピアノ曲が登場したことから、再び注目が高まっている。

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