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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
盆と正月が一緒に来た、という形容が日本にはあるけれど、このバンドにはそれは当たらない。だって、盆と正月には普通の人ならお休みするけど、全員仕事(音楽)が好きすぎるでしょ?もともとは2012年にリリースされた高橋幸宏トリビュート・アルバム『RED DIAMOND~Tribute to Yukihiro Takahashi』に参加した小山田圭吾、砂原良徳、TEI TOWAのユニット、O/S/Tが母体。そのユニットに当の高橋本人を絡める発想から、2013年に高橋幸宏&METAFIVEとしてライヴ活動がスタートした。権藤知彦、LEO今井が加わった編成でのライヴ・アルバム『TECHNO RECITAL』が2014年にはリリースされたが、その時点では高橋を主役にYMO後期のエッジの効いた音像を持つライヴを現代的に再提示するといった構想だった。今回、初のスタジオ・アルバムを発表する流れの中で、グループ名もシンプルに"METAFIVE"となり、よりメンバー同士のオリジナリティとその融合がなされた作品へと結実。先行配信曲「Don't Move」でのアルバムの幕開けから、大人たちのやりとりに心がざわつく。ウルトラ兄弟が惜しげもなく必殺技を出し合うというか、各自の記名性のある"らしさ"のある音が仕込まれていて、センスの塊のようなこの音楽に卓越したエンタテインメント性を与えているのだ。すでに音楽家として大成したキャラクターを呼び集め、こうした"遊び場"を提供する姿勢は高橋幸宏が近年続けているいろいろなバンド活動に通じているが、本作はその中でも最前衛であり、もっとも現代的なポップ・アルバムたりえている。また、その渦中にあって、決して同化してしまわないヴォーカリストとしてのLEO今井の存在にもあらためて注目した。歌声の色気にぞくっとする「Whiteout」は本作の隠れた白眉だと思う。年柄年中音楽のことしか考えていない人たちでないと作れない音楽。2016年の冒頭にこれを聴ける至福がある。(CDジャーナル)