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Music Storeでご利用できる商品の詳細です。
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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
メンバーが全員十代だった3年前にインディ・デビューして以来、着実にファンを増やしている4人組、Base Ball Bearのメジャー・ファースト・アルバム。1曲目となる「CRAZY FOR YOUの季節」の新録で、いきなり"より増したバンドとしての一体感"を聴かせていることからも分かるように、デビュー・ミニ・アルバム『バンドBについて』のネクスト・レベル=『C』というタイトルにふさわしい内容になっている。シャープにリズムを刻もうとしても軽く跳ね上がってしまうドラム、「YOU'RE MY SUNSHINEのすべて」といったミディアムなどで浮遊感が光るベース、そしてそのリズム隊の醸し出す浮力に逆らって疾走するギター。彼らの魅力は、この前のめりで危うげなスピード感覚にある。クセのあるコード進行と、たとえば「祭りのあと」における四つ打ちの解釈に見られる、初期XTCをはじめとする英国ニューウェイヴからの影響と、NUMBER GIRL以降と呼べるドメスティックな流れ。双方を汲みつつ、彼らがリファランス漬けの新人バンドにこじんまりとまとまらないのは、文化系的せいいっぱいのドライヴ感と、"君達は、夏いね"といった作詞作曲を手がけるヴォーカルの小出祐介の特異な言語感覚によるところが大きい。"愛と死"に翻訳できない「DEATHとLOVE」といった一筋縄ではいかないラブ・ソングからは、若さだけが持つやるせなさと官能、それと隣り合わせの死への憧れが、真夏のプールの上で、カルキ混じりの水蒸気のように熱っぽく立ち上がる。やや詰まり気味の声質に少年の色香を滲ませた小出のヴォーカルと、クールで可憐な関根史織のコーラスの相性もよく、"21世紀のボーイ・ミーツ・ガール"を甘酸っぱく歌うのにこれ以上適した組み合わせはない。あとは、『恋のからさわぎ』でのレターズ・トゥ・クレオのように、学園映画に演奏シーンで出演すれば、もう無敵のはず。(CDジャーナル)