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Music Storeでご利用できる商品の詳細です。
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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
ビートルズ・デビュー50周年の年に登場した"現役"二人の新作。<br> まずポールは、1920~50年代のアメリカのスタンダード曲をカヴァーした意欲作だ(ついにポールも!)。と言うとロッド・スチュワートの諸作が思い浮かぶが、実際、ロッドを意識していたようで、有名な曲だけでなく、父親が家で聴いていた隠れた名曲や、新曲も収めるなど、印象が重くなるのを避けたという(このへんがポールらしい……)。大御所トミー・リピューマのプロデュースの下、演奏とベーシックなアレンジは盟友エルヴィス・コステロの妻ダイアナ・クラール(と彼女のバンド)に任せ、2曲でギターを弾いている以外、ヴォーカリストに徹している。<br> ジョンやディランのようなアクの強さはなく、マルチな才能で聴き手を唸らせてきた人だけに、声に重きを置いてこういう形でひとつの作品としてまとめるのは勇気の要る試みでもあったはず。だが、このジャズ・ヴォーカル集には、いつかやりたいと思っていた夢がようやく叶った解放感と、ひょんなときに口ずさんでいた曲を私的書簡として送り届けてくれたような温かさと軽さがある。ジョンの『ロックン・ロール』と同じく、よくぞ一枚残しておいてくれたと後々感じられるような意義深い作品になると思う。 一方リンゴは、ミニ・アルバム的な小品集という印象だ。新曲、セルフ・カヴァー、往年のロックンロールのカヴァーという3つの要素を取り混ぜた内容で、初のセルフ・プロデュース作でもある。イントロにビートルズ風味をまぶした「アンセム」や、故郷への想いを綴った「イン・リバプール」などは近作の流れを組むもので、セルフ・カヴァーも渋い曲が選ばれているなど、変化があって聴きどころは多い。でも、どうせならどれかひとつにコンセプトを絞り、曲数も増やした三部作としてまとめてもらえたら、なおよかったかも。こうしてスタジオ録音による新しいアルバムを届けてくれるだけでも嬉しいけどね。(CDジャーナル)