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1曲まるごと収録されたファイルです。
<フォーマット>
1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。
<フォーマット>
詳しくは ハイレゾの楽しみ方 をご確認ください。
シングルもしくはハイレゾシングルが1曲以上内包された商品です。
ダウンロードされるファイルはシングル、もしくはハイレゾシングルとなります。
ハイレゾシングルの場合、サンプリング周波数が複数の種類になる場合があります。
<フォーマット>
640×480サイズの高画質ミュージックビデオファイルです。
フォーマット:H.264+AAC
ビットレート:1.5~2Mbps
ボブ・バーグ、3年ぶりの新作はスタンダード集。といっても、スタンダードをいかにもスタンダードらしく演奏するというのではなく、たまたま演奏しているのがスタンダードだったといった感じの作品。そういう意味ではこれ、スタンダード集といってもボブにとっては普段着そのままのプレイ。ボブがかつて在籍したチック・コリアのアコースティック・カルテットや今年評判になったジョー・ヘンダーソンの『ポーギーとベス』に一脈通じるきわめてコンテンポラリーな感覚のスタンダード演奏だ。ビル・エヴァンスのリヴァーサイド盤を筆頭に多くの名演が残っているおなじみの「あなたと夜と音楽と」はアップ・テンポでたたみかけるような演奏。この疾走感、そしてこのハードボイルドなタッチとテイストこそボブ・バーグの持ち味だ。(2)はビング・クロスビーやシナトラの歌で知られる渋めのナンバー。この曲や次のビートルズ・ナンバー(3)、それにやはりシナトラの得意曲である(6)あたりは比較的オーソドックスなアプローチ。リズム処理が一番面白いのは(4)で、こういうのは多分に才気を感じさせる。唯一のオリジナル7曲目は盟友マイク・スターンを加えたいわゆるコンテンポラリー・ジャズだが、全体の中でこれが浮き上がって聴こえないのは、それだけほかの曲(スタンダード)が超モダンだからだろう。それにしてもこの作品、随所にコルトレーンを感じさせる。特に(8)はソプラノを吹いていることもあって、どうしてもコルトレーンを連想してしまう。加えてこの曲ではデヴィッド・キコスキーのピアノが極端にマッコイ・タイナー化しているので、ますますコルトレーン的な世界に突入する。こういうの私、けっして嫌いではないです。キコスキーは今回アレンジ/プロデュース面にも大きく関わっており、ボブの片腕として大活躍。もちろんピアニストとしても大いに光っており、その存在を強烈にアピールしている。(CDジャーナル)